「心のゆるみや乱れ」

青年本部事務局員 齊藤 隆浩

 早いもので本年も3月中旬を迎え、陽気の変化とともに春の訪れを感じる季節となりました。

 昨日、3月14日にミャンマー・スタディツアー2020メンバー全員がお蔭様で無事帰国し、本部道場にて解団式が行われました。応援して下さった皆様に心より感謝申し上げます。モバイルサイトに帰国直後の団長(大畑副本部長)よりメッセージをいただいておりますので、ぜひご覧ください。


 さて、先月より新型コロナウィルス感染拡大の影響で、世の中に不安と混乱が広がっています。さらに、インターネット上に紙製品関連のデマ情報が流れたことにより各地で品薄状態が続き、私の住む地域や実家でも紙製品が手に入らない状態が続きました。

 そんな中、ある日の午前中にスーパーに入ったところ、長蛇の列ができていました。何の列かと思い、その売り場に近づいたら、トイレットペーパーやティッシュペーパー等の紙製品を買うために50人以上が待っていたのです。ちょうど品出しが始まりましたので、今なら手に入ると思い、自宅の在庫も確認せずにその列に並びましたが、購入できた時はラッキーだと思いました。

 しかし、3月1日、本部道場の報恩日にてご出講の木村先生よりいただいた勉強によって自身の考え違いを反省させられました。先生はご講話の中で解脱誌1月号・理事長先生の年頭所感を改めてご紹介くださり、私は2つの文章が心に刺さりました。「本年は庚子(かのえね)の年です。庚(かのえ)と子(ね)はともに新しい局面に入るという意味があります。人生の基軸となる価値観をしっかりと保ちながら不要な概念をそぎ落し、新しい環境に対応する体制を整えることが必要とされる年回りに入ります。」というお言葉と、「新たな始まりの時には、心にゆるみや乱れが生じやすく、悲観的な思いに支配されるようになりがちです。」というお言葉です。

 この勉強をいただいた私は、あのスーパーの売り場を思い出しました。紙製品を手にした人の中には「高いものしかない。安いものは何でないの?」や「夫婦で並んでいたのに、1組1つとはおかしい!」などと叫ぶ人もいて、様々なクレームが飛び交い、従業員さんは疲弊し切った表情で対応に追われていました。本当に生活へ影響が出ているのだと実感しました。また、確かな情報を入手せずに便乗してしまった自分、購入できてラッキーと感じた自分の浅はかさを痛感しました。これは人の“心のゆるみや乱れ”が起こす人災ではないかと感じ、自身の“心のゆるみや乱れ”に気付かせていただきました。

 この気付きを通じて、世の中の不確かな情報に惑わされないことは勿論のこと、国土・父母・社会などの大きなお蔭様により、今、何不自由なく生活させていただけていることに感謝の心をもつと共に、刻々と新しくなっていく環境の中で “人生の基軸となる価値観をしっかりと保つ”ことができることを目標に、日々努力していきたいと感じました。

 今月はお彼岸月です。ご先祖様に日頃のご守護に感謝すると共に、この目標を胸に、真心からのご供養をさせていただきたいと思います。