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み教えを学んでいて良かったこと Vol.8

西日本ブロック議長 藤原 武士

  

 40才を迎え改めて振り返ってみると、私の人生でポイントとなった事がいくつか思い出されます。小さい頃は何か悩み事があればよく支部へ行き、お婆ちゃんへ相談していました。すると御修業をすすめられ、おじいちゃんがさがられ、どんな事も応援してくれました。習い事を辞めたくて泣いていても、自分の手が辞めるなと動いたことは驚きでした。

 中学へ進み思春期もあり家族そろっての朝の勤行がおろそかになっていた時、通学中に事故に巻き込まれ大怪我をしました。命に別状はありませんでしたが、事故現場には父親が会社からすぐに駆けつけてくれ、開口一番怪我をした右の中指にどんな意味があるかよく考えろと大声で怒鳴られました。右は自分自身、折れた中指はお兄さん指であると気づき、生かされている事、長男としての自覚が足らなかった事を思い知らされました。今でも曲がったままの指を見ると、いつまでも忘れるなとの計らいなのだと感じています。

 高校へ入り父が病に倒れ、癌と診断されると半年の余命宣告の通り、あの世へと旅立ちました。当時父は青年本部員のお役目をしており、親戚、支部、教区、全国の青年部の役員の方々や部員さんに、病気平癒祈願をしていただいたお蔭様で苦しむことはなかったように感じました。

 父が亡くなりすぐに全国行事として法友祭があり、実行委員として携わることとなり全国に教えを学ぶ仲間がたくさんいる事に感動を覚えました。今思い返せばやっていてよかったというより親、先祖が学んでいてくれた事や、多くの先輩方のお蔭様で良かったと感じる事の方が圧倒的に大きいことに気づかされます。

 現在、西日本ブロックの議長として役目にお使いいただいていますが、胸を張って金剛さまに解脱の尊さをたくさんの仲間と学んでよかった、やっていて良かったとご報告できるようにこれからも頑張っていきたいです。


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