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三聖地への想い

   青年本部員 上薗 一樹

 新型コロナウイルスが広がり始めた2年前。どうにかして三聖地巡拝錬成を実施できないものかと考えていました。しかし、世の中の状況は悪くなる一方で、その思いは叶わず、「2年間の延期」という決定をしました。

 その時は、ただただ残念でしたが、今になって思い返せば、改めて三聖地について学ぶチャンスを頂けたとも思えます。

 みなさんもご存知のように、青年部では、夏の暑い時期に“錬成行”として、三聖地を巡拝します。錬成とは、心身を鍛え立派なものにするという意味です。何十年も前の先輩方は、青年期に必要な行として、この行事を考え残してくださいました。もちろん、心身を鍛えるのであれば他にも方法はあるでしょう。クーラーの効いた室内で筋トレをしても良いし、気候の良い時期に地元の寺で座禅修業をしても良いわけです。しかし、私たち解脱会青年部では、わざわざ暑い時期に、伊勢、橿原、京都に集います。これは、もちろん、金剛さまがお遺しくださった三聖地という尊い場所でしか得られないものがあるからです。そこで得られるものは、人それぞれ違うと思いますし、違っていいと思います。

 初参加の方からよく耳にする「よく分からないけど気持ちが良い。」というような“感じる”ということも大切でしょう。事前に学習をされ、その尊さを理解してから参加することで得られる思いも重要でしょう。何にせよ、行くことで感じられる、学べることを大切にしたいと思います。

 私自身は、「国土の大御恩」を実感し、日本という国に産みなされたこと、そしてこの国が平和に存在していることの感謝をすることで、その日から人生再出発するような気持ちを毎回感じています。

 とは言え、暑いのも間違いない事実。参進中や参拝中は気を張っていても、バスに戻ると「あつ~」と不平を口にしてしまいます・・・

 まあ、それも含めて三聖地ということで! みなさん、今から心づくりと体力づくりをして、一緒に参加しましょう!!

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