1月よりスタートし、8月まで毎月一人ずつ、議長のメッセージを紹介していきます。
一人ひとりの熱い想いが込められたメッセージを読み、自身の糧として、一人でも多くの仲間と共に三聖地巡拝錬成に参加させていただきましょう!
「三聖地巡拝錬成に思いをはせて」
東京ブロック議長 松谷 英孝
真夏の夜、いつもと違う東京道場に、真夜中のバス移動、途中によるパーキングでの買い物、眠い中トイレでの洗面。普段ではあり得ない非日常。そして清々しい朝の陽ざしの中、深緑の葉のざわめきを感じながら砂利道を進んでいく、途中にある木製の橋を渡ると砂利道感じた足の裏の感触が一瞬柔らかく感じる。「三聖地へ来た。」と感じる。
幼少の頃、父や母に手を引かれ、毎年恒例だった夏の風物詩という感覚で参加をしていました。外宮、内宮と歩いて、歩いて、赤福で氷をいただき、お土産を選んで、バスに乗る。朝食を食べたばかりなのに、昼食のお弁当を配られる。真夜中のバスは緊張で眠れなかった。眠気に身を任せて橿原までゆっくりと眠る。橿原に着くころにはお日様は高く、熱く、白い砂利を照らす。朱色の大きな社殿と空の青さに目が輝く。宿に着くまでに出会うのは、寅さんかドラえもん。我が家の伝統は、宿に着いたら部屋に行かずにそのままお風呂へ直行。広いお風呂が貸切りで入れる。夜は新京極を散策して、両手いっぱいのお土産袋には八つ橋や絵葉書と笑顔が詰まっていた。
泉涌寺で疲れもピーク。仏殿、御陵、霊明殿、日陰を探してしゃがみ込む。金剛さまに向かって叫ぶ青年部に若干‘ひき’を感じ、足早にバスへ。バスの中では青年部のお兄さんによるレクを楽しみ、景品を山ほどいただき、何だかわからないけど嬉しい気分。道場に着くころには名残惜しく、切ない気分にさえなる。「家に着くまでが三聖地」とお決まりのセリフを聞いて家路に。切なさを誤魔化すように三聖地を振り返るおしゃべりを両親は笑顔で応える。
そして今、大人になって、お蔭様で子供にも恵まれ、両親がくれた当たり前の笑顔を今度は子供たちに伝えていく。昨年他界した父も一緒に。またあの頃の笑顔を今度は孫たちと一緒に。金剛さまのお膝元で更なる修行をされている祖父母と父に会いに。世界の人々が幸せであるように、今起きている脅威から学び、共に手を取り、助け合える世に近付くように、五色人種の代表として、世の中というイベントに参加する一人ひとりが主催者であることを自覚して臨ませていただきたいと思います。思いは繰り返し、繰り返し、繰り返す。
そして今を生きる私たちの使命を熱く、激しく、優しく、温かく燃やしていきましょう!国土・父母・師・社会・万物の御恩に報いることを「学び、伝える」ことができる人財へとなれるように、まずは私自身が成長できるように努力精進させていただきます。たくさんの笑顔に出会えることを楽しみに、三聖地でお会いしましょう。
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