震災報道より学んだ恩返しの形

青年本部長 岡野 孝行

 全国各地で桜の見ごろを迎える季節になりました。残念ながら本年も昨年に続き、お花見は自粛が求められる社会情勢となりますが、美しく爽やかに咲く桜に元気をいただき、今月も頑張っていきましょう。

 さて、先日3月15日更新の役員ブログでは武笠副本部長が東日本大震災に関するお話を投稿してくださいました。私自身も当時の状況を振り返るとともに、震災被害を受けた方々に対し、自分は何ができたのかと自身に問いかけ、自分なりの反省をする機会となりました。

 本年は震災発生から10年ということもあり、テレビをはじめとする様々なメディアで、当時の状況や被災地の今の状況等が取り上げられた特集を目にされた方も多かったのではないでしょうか。

 震災に関連したあるニュース報道で、東北地方で会社を経営する若い経営者の方が特集されていました。その方は、赤ちゃんの頃、阪神淡路大震災で被災し、母親から常に「たくさんの方に支援をいただき育てられてきたんだよ」と諭され続けてきたそうです。そして東日本大震災が起こり、今度は自分が被災者の方を助ける番だと思い、ボランティアで被災地支援を行い、ご自身ができることを精一杯されてきたとのことです。そして、現在は東北地方で会社を経営するに至っているとのことでした。震災より10年経過した今、多くの被災地では土地や建物などのハード面の復興はしたものの、経済状況は決して良くなく、経済活動を活性化することが被災地の復興につながるとの思いで、会社を立ち上げられたそうです。

 大地震の被災者であり、ともすれば震災の被害者として周囲や環境を恨んでしまっていても決しておかしくない境遇にありながらも、その状況を受け入れ、純粋に受けた恩に感謝し、その恩をお返しすることを実践することで、人生をより豊かなものにされているその姿に、感謝報恩に生きる喜びと幸福の形を見させていただいたと、強い感銘を受けました。そして、私自身も恩を感じ恩に報いる金剛さまのみ教えを、こどもに伝えていきたいと改めて肝に命じさせていただきました。

 新型コロナウイルスの脅威により、いまだ全世界が恐怖と閉塞感で覆われている今、皆様の心もちはいかがでしょうか。コロナ疲れという言葉があるように、気づかないうちに気の緩みやストレスが心に積もってしまっているかもしれません。

 4月は学校や職場では新年度を迎え、新たな門出や出会いの季節です。この時期を新たなスタートと位置づけ、心身をリフレッシュし、さまざまなチャレンジを通じて新たな一歩を踏み出せるよう、今月も頑張って参りましょう!

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