青年の主張 武笠 良亮

 名古屋第1教区 名古屋百船支部

武笠 良亮(たけがさ りょうすけ)さん

令和3年10月 中部ブロック青年講座にて

 皆様おはようございます。

 名古屋第一教区、百船支部の武笠良亮です。秋山の祖母が解脱に導かれ、私は解脱3世になります。本日は簡単に自己紹介をさせていただき、皆様もきっとあったであろうアンチ解脱時代のお話を少しさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 自分は先ほど言った通り解脱3世でして、産まれた時から解脱が生活の一部にありました。武笠家の長男として産まれ妹が2人おり、今は結婚して子宝にも恵まれ、家族5人で生活しております。出身は名古屋で高校生まで過ごし、その後音楽を夢みて東京に上京して10年くらい生活しており、4年くらい前に名古屋へ帰ってきました。現在は元々お世話になっていた百船支部でお世話になっており、東京から帰って来た私と家族を温かく迎え入れて下さって支部の皆様には感謝しております。東京では廣川支部長の南新宿支部でお世話になり、その時にあったアンチ解脱時代の話をさせていただこうと思います。

 高校を卒業して東京に行くと決めた時、自分の中で一つ思っていたことがあります。それは、これで解脱から離れられるということ。当時は青年会後に連れてっていただいていたラーメンが楽しみで青年会くらいしか行っておらず、正直解脱とかやりたくないと思っており、東京に行けば支部に行かなくてすむと思い、周りにも言わずシレっといなくなろうと思っていました。ですが、支部の感謝会の青年の声で誤って上京する事を話してしまい、周りから何で今まで言わなかったのかと少し怒られ、南新宿支部を紹介されて、私の脱解脱の夢は遠のいてしまいました。

 上京して驚いたことは青年部のお誘いが凄いことです。まず班長がまだ名古屋にいる時から電話をしてきて、色々と上京するアドバイスをしていただいたり、上京後も毎週お誘いのメールと電話が班長だけでなく副班長、先輩青年部、違う支部の青年部からもきてました。それを私はほとんど無視しておりましたが、あまりにも来るのでたまに行ったりしておりました。

 そんな中、自分の中でなんで解脱をやらなきゃいけないんだ、なぜ自分がやる宗教を選ぶことが出来ないのかいう思いが強くなり、当時ヨーロッパの歴史が好きだったこともあり、母親に旧約聖書を勉強したいという名目でキリスト教の牧師を紹介してもらいました。そこから毎週2~3回聖書の勉強をしていただきましたが、一番したかった旧約聖書の勉強はしてもらえず、新約聖書にもとづいたキリスト教の教えを徹底的に教わりました。もちろん勉強前にお祈りもしておりました。

 これで解脱をやめられる、自分で選んだ宗教を学べると思い、支部に報告する事にしました。支部長に今キリスト教を勉強している事、解脱をやめることを報告させていただきました。そしたら支部長から思いもよらぬ回答がかえってきました。

 【そうか。そうか。勉強してきなさい。そして牧師になるまで帰ってくるな。】

私は目が丸くなり、(え、いいの?)って感じでした。その後も一切引き留められることもなく、かと言って無視するわけでもなく笑ってお話をされていました。決して自分の事やキリスト教を否定しませんでした。少し戸惑いながらも、これで心起きなく解脱をやめられると思いました。その後も毎週聖書の勉強をして、日曜日の集会に参加したりしておりました。

キリスト教に入るには洗礼をする必要があるのですが、その前にみんなの前でこれまで自分がした罪を告白して懺悔するというめちゃくちゃ恥ずかしい地獄の儀式をします。私もその儀式をさせていただき、じゃあ次は洗礼ですねという時期になりました。それを言われて急に我に返ったというか、このままキリスト教に入ってもいいのかという気持ちになりました。それから今まで教わったキリスト教の教えと解脱の教えを自分なりに比べてみる事にしました。根本的な教え、理想は概ね一緒でした。唯一違うと感じたのは教えの深さが全然違うなと思いました。一番は支部長が快く自分を送りだしてくれたこと。決して否定しなかった事です。他の宗教の事を話すのは良くないと思い当時の心情は割愛しますが、キリスト教が間違ってるということではなく解脱のほうが広い世界を見ていると思い洗礼はやめようと決意しました。

 その話をこれまで教えていただいた牧師と一緒に、勉強に付き合ってもらっていた仲間にさせてもらいました。もちろん残念がっており、引き留められましたが最後は快く見送っていただきました。その後支部に行き、支部長に解脱をまた学ばせて下さいとお願いしました。牧師になるまで帰ってくるなって言っただろと少し怒られましたが、快く迎え入れて下さいました。後から聞いた話ですが、どーせ戻ってくるのは分かっていたとの事でした。支部長には噓つけないなと思った次第です。

 今私が解脱に対して迷いなく信仰出来ているのは、当時若気の至りではありましたが、自分の思いに正直に行動したからだと思います。

 今、解脱という宗教が好きで勉強、実践している人も多いと思いますが、中には自分のように解脱や宗教というものに疑問をもち、嫌々やってる人、なんとなくやってる人もいると思います。おそらく皆そう思った事はあると思います。そんな時にただ思ってるだけじゃなく自分の考えに正直に行動できるのは青年部の時しかないと思いますので、自分の思いや考えを大切にしていただければと思います。自分の体験が何かのきっかけになれば嬉しいです。

 ご清聴ありがとうございました。