青年の主張

平成31年4月度 東京ブロック青年講座にて

横浜日吉支部

福田奈央

 本日は昨年参加させていただきました青年研修で感じたことと自分自身体験したことをお話しさせていただきます。よろしくお願い致します。

 現在私は大学3年で、両親、妹の4人家族です。祖父母の代から解脱にご縁をいただき解脱3世にあたります。ご神前の前で手を合わせ、家族でお参りすることが日課でした。学年が上がるにつれ、月に一度の感謝日以外あまり行事に参加しなくなっていた頃、青年研修の参加の話を母から勧められました。実は参加した前年も勧められたのですが、6日間という長い期間を費やすのは勿体無いと思い、気が進まず、行きませんでした。母にはいつも『神事を優先にし、自分の事はその後に』とよく言われていたにも関わらず、せっかくの機会を自ら無駄にしていた自分がいました。今までにおいても、例えばテストがあるからといい、行事を休み、勉強しても良かったことは一度もありません。限られた時間の中で集中して行ったほうが良い結果に結び付くのだと身をもって感じ、更に祖父母の勧めに背中を押され、行くことを決意しました。

 6日間の研修では天茶供養や拝礼行事の作法をはじめ基本的な教えから、初めての御五法修業、普段あまり入る機会のない御本家、宝物館など御霊地の隅から隅までじっくり勉強させていただきました。今まで何となく行ってきた部分も実際に足を運び、肌で感じることで自分の中の何かが少しずつ紐解かれていくような感覚になりました。

 朝の勤行を終えた後、研修のスタッフの方々から自身の人生において解脱にどのように向き合ってきたのかを聞かさせていただく時間がありました。例えば『病気で苦しみ大変な思いをしたとき解脱によって、心から学べていることへの幸せを実感し、本気で学ぼうとお誓いした』方のお話。あるときは、『妻を亡くし家族がバラバラになりそうなとき、今まであった当たり前の幸せに気き、改心した』方のお話など、実体験を踏まえた話に強く感銘を受け、心に響いたのを今でも覚えています。

 私自身、中学二年のとき、大阪から転校することになりました。父親の会社の転勤に伴い、小学校、中学校と転校してまいりました。中学二年での転校は今までにない私にとっての試練でもありました。部活で汗を流した友人、慣れ親しんだ場所と離れ、学校面においても学習面においても大きな違いがあり、戸惑の日々でした。新しい学校の友達とは仲良くやっておりましたが、心の中では常に不平不満ばかりで親には強くあたり、マイナス思考でしか物事を考えられず、毎晩のように悲しい思いをして過ごしました。そんな中、親に学校に行く前に必ず氏神様に足を運ぶように言われ、毎日欠かさずに通いました。初めはお守りくださいと強く願う自分でしたが、次第に心が変わり始め、気づけば卒業目前となっていました。1日も学校、氏神様を休むことなく毎日充実させていただいたのは解脱のお陰だと改めて思いました。

 このような経験がなければ自分を見つめ直すことが出来ずにいたこと、そして同じ立場の人の気持ちがわかるようになったと思います。今となっては必要な時期であり、私に与えて下さった試練だったと思います。青年研修での6日間は長く不安でしたが、自分と同世代の仲間が一緒に解脱を取り組んでいることが一番の励みになったと思います。家族をはじめ、周りの方々そしてご先祖様がこの研修に導いて下さったことに感謝しております。

 そして先月、私は二十歳の誕生日を迎え、新たな節目を迎えました。当たり前のことこそ感謝していけるようになりたいです。この研修で培ったことと私の体験を忘れず、何事も前向きに進んでいきたいと思っております。