青年の主張

平成30年6月

東京ブロック青年講座にて

東京第1教区・南新宿支部

増澤 薫

 私のことをご存じない方も多いかと思いますので、自己紹介からさせていただきます。  私は東京生まれ東京育ちの23歳、社会人2年生です。支部では副班長を、教区では鼓笛隊のメジャーをさせていただいております。今回青年の主張という大きなお役目をいただき、自分の短い人生を振り返ってみました。  今日は私が自分や家族、解脱とどのように向き合って生きてきたのかと、これからどのように向き合っていくかを誓うことで主張とさせていただきます。つたない話ですが少しのお時間お付き合いいただければと思います。  私は増澤家の2番目として生まれました。現在は優しい父と賑やかな母と兄との4人暮らしです。  私は小さい頃から外では人見知り、家では態度の大きい、まさに温室育ちのお嬢でした。小中学生の頃は家の鍵を自分でほとんど開けたことがありません。自分で片付けもまともにしたことがありません。それくらいどうしようもないお嬢さまでした。そんな私も高校、大学と進学し、今や社会人となりました。  高校受験も大学受験も運よく合格し、何一つ不幸のない、ぬるい人生を送ってきました。私は昔から努力することが最も苦手です。学校や塾の先生たちには常々、あなたは向上心のない人間だとしばしば言われるほどに努力ができない人間でした。  でも、それはなぜなのか私はよく知っていました。私は自分の人生に興味が全く持てなかったからです。自分の好きなことだけをして、思い通りにならないことはほったらかし。それでも全く困難にぶつかることのない人生。それが私にとっては当たり前で、それが私の平凡な人生でした。正直なところ、一生って長すぎるなあと思った日も何度もありました。楽しいことも辛いことも全く無かったわけではありませんが、そのくらい私は波風の立たないこの生活に飽き飽きしていました。  話は変わりますが、私が解脱会の行事に参加するようになったのは小学生の頃、母に連れられて来たのが最初です。そしていつの間にか鼓笛隊に入って、かれこれ15年近くなります。しかしながら、まともに解脱会員らしいことをしたことがありません。家で天茶供養をしたことなんておそらく両手の指であまるほどですし、家の神棚にご挨拶するのもお正月くらい、神社にはお参りにいくけれど、それも半年に2,3回くらいです。お浄めもご供養も誰かに先達してもらわなければ一人でできません。この話を聞いて、解脱会員の皆様からすればなんてやつが主張のお役目をいただいているのだと、不適任だと思われた方もいらっしゃることでしょう。しかし、これが嘘偽りのない私の本当の姿です。  こんな神、先祖に感謝を示したことのない私ですが、それでも幸せに生きてきました。むしろ、幸せだったからこそ、こんなだらしない人間になってしまったのかもしれません。支部長先生は常々、感謝の対義語は当たり前だとおっしゃっておりますが、私はまさしくその言葉を体現しております。親先祖の余徳を食いつぶしております。  しかし、幸せで波風立たない平凡な私の生活も変わりました。社会人となったからです。学生時代は何をしても、何もしなくても、それなりに楽しく適当に生きてこられました。ですが、社会人になってからは自分の行動の一つひとつに責任が伴うようになりました。昔はなにか困ったことになったら誰かが手を差し伸ばしてくれて助けてくれました。そしてそれが当たり前のように思っていて、そのことに感謝の気持ちが足りていませんでした。  社会人2年目にもなると、それがいかにありがたく、恵まれていたのか痛感する毎日です。大人ならできる、できないは自分で判断しなければならず、助けは自分で求めない限り来ない。そう気づくことができました。  私は人に何か頼まれるとできないことでも断れない性分で、結果的に自分を追い込んでしまって、でも誰にも助けを求めることが出来なくて負のループに陥ってしまいました。私の周りの人は頼めばきっと助けてくれるような人たちばかりですが、私には出来ませんでした。相談できたとしても、そのアドバイス通りに行動することが出来なかったでしょう。なぜなら私は努力することのできない人間だからです。  仕事ではたくさんの業務を与えていただいたのに、回しきれず、どれも中途半端な状態になってしまっています。また、そのせいでミスを繰り返し、結果的に自分の仕事を増やしてしまう始末です。解脱のお役目でも、忙しいから、疲れているからと言い訳ばかりして、やらなければいけないことを他の人に丸投げしてしまっていました。家でもめんどくさいから、やりたくないからと家族に非協力的な態度を取りがちでした。それなのにいろんな人や物事に対する不平不満は尽きず、文句ばかり言ってしまっていました。私の代わりに誰かがフォローしてくれていることに気付かないふりをしていたのです。頭ではわかっていたつもりでも感謝の気持ちがわかなくなっていました。  この負のループから抜け出す方法はなにかないかと考え始めたとき、私は苦手な「努力」から始めようと思いました。なんでもいいから努力をして自分を変えようと思いました。  まず私はお酒が好きなのですが、飲み会を控えるようにしました。また、食べることが大好きで食べ過ぎてしまうことが多かったので、食事の量を減らし、食生活を見直しました。朝早く出社して、誰よりも早く仕事に取り掛かるようにしてみました。  でも、まだ負のループから抜け出せないままでした。そんなときに支部の先輩から毎週お浄めをしようと声をかけていただきました。久しぶりにお浄めをしてみたら、いっぱいいっぱいになってしまっている気持ちが少し楽になりました。また明日も頑張ろうと前向きな気持ちになれました。まだ2回で、今週行ければ3回目になりますが、頑張って続けようと思います。  簡単な事でも続けるということは難しいです。でも私は今まで自分を甘やかして生きてきたので、せめてそれくらいの努力はしてみようと思います。  ダメ人間な私ですが、今後は努力をして生きていこうと思うので、これからも皆様どうぞよろしくお願い致します。  ご清聴ありがとうございました。