青年の主張

令和2年12月度 関西ブロック青年講座にて

大阪教区・大阪松虫支部 永田 秀成

 おはようございます。

 今日、青年の主張をさせていただきます、大阪松虫支部、永田秀成です。よろしくお願いします。僕は青年講座参加3回目なので僕について知っている人はあまりいないと思います。なので、今日は自分について、経験も紹介しながら話せたらなと思います。

 まず、言いたいのは、私は祖父や父親のような優秀な人間ではないし、勉強があまり得意ではありません。覚えも悪いです。高校生になった時は自分にはパッとした夢はなかったし、自分が通っていた高校も決して有名ではありません。良いところというと、言われたことはやるし、続けていることは出来るだけ続けるというくらいです。

 高一の夏に僕はアメリカのミネソタ州に一年間留学しました。留学先には5人ほど同期の日本人留学生たちがいたのですが、僕はその中でも英語を習得するのが一番遅かったし、“コミュ障”(コミュニケーション障害の略)だったので、人と話すことは得意ではなかったです。だから、向こうの高校でも最初は一人ぼっちだったし、話しかけてもらってもうまく返せませんでした。なので、授業もなかなか成績が悪かったし、質問もしなかったので、わからないままでした。唯一ついていけたのは数学です。計算が割と得意ということもあって、「数学なら日本と同じだろうな」と思って、数学だけは頑張っていました。

 僕が唯一、人とコミュニケーションが取れたのは体育の時間です。体育で何するか、先生が適当に決めたスポーツを2チームに分かれてやる感じでした。まぁ大体バスケかバレーって決まっていたんですけど、、、 中学の時に柔道をしていたこともあって、タックルとかよくされたのですが、吹っ飛ぶみたいなことはなかったし、日本の高校で少しの間バスケをしていたので、体力も他の学生と変わらなかったです。それのおかげでよく頼られていました。その時初めて、日本でやっていたことが役立っているって思いました。

 友達も増えて留学してから3ヶ月後くらいで、ある程度英語がわかるようになり、人と接することができるようになりました。その時期、冬の部活が始まろうとしていて、アメリカの高校では季節によって部活を変えるんですけど、僕は秋には何もしてなくて、冬は何かしようと思っていたんですけど、仲良い人に水泳部に誘われたんです。うちの高校にはプールがないから隣の高校と一緒のチームでやっていく感じなのですが、僕はそこで沢山の仲間ができました。その仲間の一人が「日本ってどんなところ?」って聞いてきました。僕はそこで「うーん、ご飯が美味しいところ?」って言いました。そこにもう一人の仲間が「日本って綺麗だよね」って言ってきたのです。僕は「どこが?」って聞き返したのですけどそこで、「だって道端にガムは捨てられてないし、人がものを盗むこともあまりないでしょ?あとご飯」って言ってきたのです。その時「あー、たしかに」って素直に納得してしまって、日本はあまり盗難とかないですけど、アメリカでは結構ありまして、僕もジャンパーとイヤフォンを盗られたことあります。「日本の印象って人それぞれなのかな?」って思った僕は、この子が言っていることは間違いじゃないなと思いました。これを機に他の学生たちにも「日本にどんなイメージ持ってる?」って聞いて回ってみたら、いろんな回答が来てびっくりしたんです。それのおかげで、現在目標にしている観光の仕事につきたいという夢を持つキッカケになりました。

 時間は流れるのが早く、春になってホストファミリーが変わりました。老夫婦の家だったんですけど、おじいちゃんにゴルフを教えてもらったり、おばあちゃんと料理をしたりなどして過ごして、留学生でアメリカ旅行の行事があったりして、英語に触れながら過ごす時間がすぐに終わってしまいました。

 帰ってきて、高校の数学の授業を受けている時に向こうでやった内容が出てきて、その時にあることに気づいたんです。向こうは計算のやり方が全然違ったんです。留学した時にせめて同じであろう数学は頑張るって決めてたんで結構頑張っていました。それで覚えていた公式が使えることに気づいて、そのやり方でやってみたらすぐ終わって「こんな簡単なやり方教えてもらえんのか?」とびっくりしました。それだけじゃなく、英語は楽勝でした。知らない間にリスニングも文法もスピーキングもある程度できていて、自分でもびっくりしました。まだありまして、ストレッチの仕方やったり、パソコンの使い方やったりとか向こうで学んでいたことが無意識に活かされていることに気づいたんです。それで僕は「あぁ、俺、力ついてたんやな」って思いました。

 大学生になって、最近「俺。これ活かされてる。」って思うことは、留学生に話しかけることができていることです。これも、留学に行ってコミュ障が治ったこと、英語での簡単な日常会話がスッと話せることが今活かされてるって感じています。皆さんも、学校や職場で様々なことを学ばれていると思います。どんな些細なことも、どんなしょうもないことも、ちゃんと学んでいたら、いつか何かしらの形で役に立つかもしれない。何かしらの努力は必ずとは言いませんが、どこかで役に立つかもしれないので皆さんも今取り組んでいること、学んでいることに全力で学んでほしいです。

 これで僕の青年の主張を終わらせていただきます。