青年の主張

平成31年2月度 東京ブロック青年講座にて

東京第2教区・日本橋中央支部

宇田川 未菜

 みなさんこんにちは。只今ご紹介に預かりました東京第2教区、日本橋中央支部の宇田川未菜と申します。

 まず初めに、簡単では御座いますが自己紹介をさせていただきます。私は現在23歳で今年の4月には社会人6年目になります。両親共に両親の祖父母が解脱にご縁をいただいておりましたので、解脱4世となります。幼少期の頃は両親に連れられ、支部や青年講座等の行事に出させていただいておりましたが、中学、高校時代は部活動であるバスケットボールに励んでいた為、解脱行事とは疎遠となっておりました。ですが部活動を引退した高校三年生以降、一歳上の姉がいたこともあり、再び、行事に出させていただく様になりました。久し振りに出させていただく私に対し、支部長をはじめ、周りの方々が温かく迎えて下さり、気が付くとひとつひとつの行事に出させていただくことがとても楽しみになっておりました。そして、今日に至るまでに、子供会スタッフや教区の女子部青年会の運営役員のお役目をいただき、様々なお勉強をいただいてまいりました。

 本日は、お役目を通して学んだこと、またその学びが現在の私の仕事にどのように生かされているのかについて、お話させていただきます。


 私は、両親の薦めもあり、高校を卒業後すぐに就職をする事を希望していた為、商業高校に入学をしました。

 入学後は部活動であるバスケットボールに勤しみながら、商業高校特融の簿記等の資格取得にも励みました。そして、両親をはじめ周りの方々の支えのお蔭様で、第一希望であった、現在の職場に就職することが出来ました。入社してからは、高卒では異例の人事部に配属となり、人員の配置関係や新卒採用また秘書業務と様々な業務に携わらせていただく機会をいただきました。

 仕事中の自分を振り返り、私は素直に「はい」と言えているのだろうか。失敗をしてしまった時、自分をかばうのでは無く心から反省できているのだろうか。謙虚な気持ちで見返りを求めず、人様の役に立てるような仕事が出来ているのだろうか。また、どんな仕事もさせていただきますという気持ちで取り組めているのだろうか。そして、仕事をいただけている事への感謝、支えて下さっている周りの方々への感謝、常に私を見守って下さっているご先祖様への感謝をしっかりと出来ているのだろうか。自分に問いました。私は、スタッフのお役目を通し、子どもたちへ、解脱会の子供会でしか学べない大切な事を伝えていきたいと思っておりましたが、私が身をもって教えさせていただきました。

 それ以降、気持ちを新たに仕事を頑張っていても、やはり自分の思うようにいかないことが殆どで、周りに迷惑をかけてしまい悔しい思いをする事も沢山ありました。そのように日々葛藤していく中、年に一度の人事考課の時期となりました。人事考課とは、上司と面談をし日頃の私の業務の評価を得るのですが、そこで私は部内で一人が得る事ができる、特別評価をいただくことが出来ました。思わず「何故、私がいただけるのでしょうか」と聞くと、「どんな仕事を頼んでも笑顔で頑張ってくれて周りは助かってるし、求めている以上の事をやってくれているのは、みんなちゃんと見ているよ」と言っていただけました。「こんなにも日々、周りに迷惑をかけてしまっている私がいただくべきではないのに」という気持ちと、今後支えて下さっている方々に恩返しができるように、尽力させていただこうと思わせていただきました。そして何よりもお役目を通して成長させていただけた事への感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 そして、私はまた新たに成長できるチャンスをいただく事になります。それは会社の経営統合による部内異動でした。私の勤めている会社は昨年の10月にグループ会社との経営統合を経て新会社となり、今年の6月にはオフィスの移転も控えております。現在統合して4か月が経ちますが、これから人事の制度や規定類、また給与等を統一していくという大きな課題が人事部に御座います。また両社にはなかった、新しい制度を取り入れることも検討しており、これから大変になっていくことはわかってはおりましたが、そのような重要な事は上司や役員だけで決めていくものと思っており、私は、移転後のランチに行くお店探しに没頭しておりました。

 ですが、ある日上司に呼ばれ、内示を受けました。それは、統合に伴い新たに人事部に、「統合推進」という名前のグループが新設され、人事の制度等統合に掛かる課題を専任して取り組んでいくというもので、そこでこれから頑張ってほしいと言われました。

 他人事のようにお店探しに没頭していた私は、またしても「何故、私なのでしょうか」という言葉が出てしまいました。

 上司からは「課題の一つに、女性の働き方改革がある。今後、どんなライフステージにいる女性にとっても活躍できる職場環境を作っていきたい。今困っている女性と将来の自分の為に、ずっと働き続けたいと思う会社を作ってほしい。」と言われました。

 『女性』というワードを耳にし、4年間、女子部の役員として御使いいただいていた私は、またしても、お役目を通して学んだことを生かすチャンスをいただけているのだと気が付きました。

 女子部のお役目をいただいてから今日に至るまで、金剛さまがいかに女性の学びを大切にされておられたのかを書物や先生方からのお勉強を通し学ばせていただいております。女性らしい細やかな気遣いや所作をはじめ、結婚、育児前の心構えがいかに大切であるか等、教区内で開催されている行事を通し、支部長をはじめ私の尊敬する女性の先輩方からお勉強をいただける機会も御座います。また、その際に子育てについて学ぶ機会が御座います。今の自分には直ぐに実践に移せる勉強ではございませんが、幼少期に子供と共に過ごす時間がいかに大切であるかという勉強がとても印象に残っておりました。

 そして今回いただいたお仕事は、まさに働きながら育児をされている女性が、働きやすい、また働き続けたいと思えるような環境を整えることが目的の一つになります。

 現在の職場は、出産を機会に退職される方が多くいらっしゃいます。最近、私の先輩も出産を経て、退職をされました。退職後も私の事を気にかけて下さり、お家に遊びに行かせていただき、話を聞いて下さる事が御座います。先輩がお母さんをされている姿はとてもかっこよく、仕事上では決して見る事のなかった子供に向ける笑顔を見ると私もつられて笑顔になってしまう程幸せそうで、弱音なんて吐いてないで早く自立できるように頑張ろう!と決心する自分と、先輩からもっと多くの事を学びたかったという気持ちが込み上げてきました。私の気持ちを察して下さったのか、「仕事は嫌いじゃないから、子供が成長したらまた復帰しようかな」と言われておりました。


 その言葉を聞いた時、働きながらであっても子供に寄り添う事が出来るような制度や雰囲気を作りたいと強く思いました。


 例えば、制度上、お迎え等による短時間勤務の時間や期間の融通をきかし、帰りやすい様に助け合える職場雰囲気を作る、また職場内のビルに託児所を設置し、すぐに子供に会いに行けるような環境を整え、お母さんの心配を軽減させる。さらに、在宅勤務を導入し、場所を問わずに仕事ができる等、どれも難しい課題ばかりで、実際に子育てをされているお母さんからしたら、育児と家事と仕事の両立は私が思っている以上に、簡単ではないと思われてしまうかもしれません。

 ですが、これからの会社にあったら、いつか必ず、誰かの役に立てるような制度を作りたいです。そして女性だけではなく、夫婦で協力できるような、職場の雰囲気を作れるように努めていきたいと思っております。

 ここまで真剣に今回の仕事に取り組もうと思えたのは、女子部でのお役目を通し、子育てがいかに大切であるかをお勉強いただけたからだと思っております。また、意思を持ち頑張り続けることが出来ているのは、仕事終わりの遅い時間に支部に行かせていただくことが殆どの中で、いつも、時間をかけて私の話を親身に聞いて下さりお勉強を下さる支部長のお蔭様です。移転先は支部へ徒歩で行かせていただくことの出来る場所になります。今まで以上に足を運ばせていただき、沢山のお勉強いただき、成長していきたいと思っております。


 最後になりますが、今回主張のお役目をいただき、今日に至るまでの私をしっかりと振り返る機会をいただくことが出来ました。お蔭様で、改めて23年間、どんな時も、寄り添ってくれていた両親の偉大さに気付かせていただきました。

 朝から遅い時間まで仕事をしながらも、私が家に帰る頃には温かいご飯を作っていてくれて、着たい時には必ず綺麗に洋服が畳まれていて、平日なかなか起きない私を何度も起こしてくれて、どんな時も自分の事は二の次で、家族の為に頑張ってくれている母。そして、私が悩みを打ち明けるまでは何も言わずにそっと見守ってくれて、ありがとう。家でも仕事でも自分以外の人の為に、身体が心配になってしまう程尽くす事の出来る母は私の目標です。どんな時も、変わらず穏やかでいてくれる母の大き過ぎる優しさが、なんで自分には備わっていないんだろうと辛くなることさえあります。これからは、母に少しでも近付ける様、女性としての学びを深めていきたいです。

 そして、そんな母を誰よりも大切にしている父。父は、実は家族のだれよりも繊細で、私が相談をすると、私以上に真剣に考えてくれて、いつも最適なアドバイスをくれます。そして解脱の行事や青年部のお役目に御遣いいただく時の心構え等、とても大切な事を教え続けてくれたのも父です。小さい頃から厳しい父ですが、「無理しすぎるな」と優しく、ブレーキを踏んでくれるのも父です。

 そんな、二人が仲良くお出かけをしたり、いつも二人で解脱の行事に足を運んでいるのは私の理想の夫婦像です。

 これから、仕事や解脱のお役目等、その時の自分に相応しいお役目をいただいているのだと有難く思い、家族をはじめ、周りの方々への感謝を忘れず、日々精進していきたいと思っております。

 ご清聴いただきまして有難うございました。