青年の主張

令和2年7月度 関西ブロック青年講座にて

滋賀教区・長浜神前支部

中村 幸樹

 青年講座ご参加おめでとうございます。滋賀教区 長浜神前支部の中村幸樹です。青年の主張にお使いいただきます。お願いします。

 自分は現在福井県の鯖江にある福井工業高等専門学校というところで学ばせていただいていますが、そこにある寮で3年間生活して今年から自宅通学に切り替えました。この体験をもとに主張をさせていただきます。

 たった今「3年間寮生活をしていた」と簡単に言いましたが、親と離れて生活を始めるタイミングが同級生と比べて3年くらい早いです。しかも大学入学と同時に一人暮らしを始めた人とは違って寮なので当然先輩も後輩もいますし、規則も文章化されたものから先輩から教えられる慣習的なものまで多数あります。そして自室は壁が薄く、隣の部屋への配慮は常に考えておかなければいけません。寝ているときにうっかり壁を蹴飛ばして迷惑をかけはしないか、と考える必要すらありました。

 こんな状況で高校生にあたる3年間を過ごしてきたため、周囲の環境的にもこの年代特有の悩みでどうしても精神的な負担やストレスは増えがちでしたし、寮なので親に話すこともできず溜めこみがちでした。

 もっとも、友達との付き合いが多く、繋がりが強くなるのは利点でした。しかし、それは「常に友達付き合いのことも考えておかねばならない」という欠点にもなり、これによるストレスにも向き合っていかなくてはいけませんでした。

 自分も実際にそうなっていたようで、前半はあまり自覚症状もなかったものの、終盤になると学校から戻るなり「もう何も考えたくない」ベッドに突っ伏すようなことも増えました。学校で自暴自棄に陥ることが増えて、一度だけ「突然夕方の太陽の光がやたら怖くなり、ベッドに丸まって布団を頭から被って泣きながら怯える」という、今考えたらどう考えても異常事態としか思えない事案も起こり、次第に「卒業まで2年間この調子でやっていけるのか」と自分でも心配するようになりました。

 この話を親に伝え、しばらく検討した結果、「今年からは寮を出て家からの通学に切り替えよう」という結論となりました。

 そうして現在、自宅通学に切り替えて今に至ります。

 自宅通学に切り替えたのですがストレスから逃れられることはなく、弟や妹に常に気を配っておくことになり、それで疲れることも多いです。しかし、寮生活の時のような「相談相手がいない、悩みを打ち明ける先がない」という状況から脱却したためか、ストレスによると思われる不調に悩まされることは劇的に減りましたし、やかましい兄弟も家族のムードメーカーの役を担っていたと寮を出て初めて気づけました。このときに、寮に入るまで気に留めていなかった「家族の大切さ」を痛感しました。これから自宅からの通学生活となりますが、家族の存在に感謝し、大切にしていこうと思います。