青年部教務員・神静ブロック議長
髙野 聖太郎
「災害」
私の職場のすぐ隣の町にある伊豆山で大きな土砂災害がありました。地元の人間も予想出来ない事態が起こったのです。普段、仕事で何度も通る街と道を大量の土石流が襲いました。幸い仕事の日では無かったため直接被災することはありませんでしたが、想像以上の被害になりました。
災害のあった次の日から、自衛隊、東京消防庁、近隣地域の消防隊、警察レスキュー、地元の消防団による救助作業が始まりました。
特に、毎日テント生活で野営をされ、疲れもとれないと思われる状況にありながらも、猛暑の中、泥かき作業をされている自衛隊の皆さんの姿には、何とありがたいことかと頭が上がりませんでした。
私のお客様も被災され、先日やっとお会いすることが出来ましたが、1ヶ月以上に渡る避難所生活に疲労困憊の状態でした。そして、所有するアパートが2棟流されてしまい、住んでいた方は亡くなってしまいました。
お客様様の自宅の3メートル先は、大量の産業廃棄物を含んだ土砂が家や車を飲み込み、まるでミサイルが落ちたかのような景色が広がっていました。そこには生死の境界線があったのです。ここで生かされる人、亡くなってしまう人…複雑な思いでいっぱいになりました。
またも大自然に大きなお示しをいただきました。どんなに小さな事も当たり前ではないぞ、と言われている気がします。
また、私たちは絶対に社会のご恩によって生かされていること、一人では生きていけないことを痛感させられました。
毎日、悔い無く感謝で終われるように、これからも朝夕の勤行で心をリセットして行こうと思います。
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