「心のバリアフリー」
青年本部員 上薗一樹
私は、よく実話をもとにした短いアニメ動画を観るのですが、先日ある作品に出合いました。
ある家族がお寿司屋さんに行くのですが、その家族には車いす生活をしている父親がいます。そこで、事前に「車いすでも大丈夫ですか?」と、お店に尋ねました。「大丈夫です。」という返答をもらってお店に行くと、入り口には数段の階段が。仕方なく、家族で車いすを担ごうとすると、店の中から若い板前さんが2人飛び出してきて、さっと車いすを抱え階段を上りました。また、カウンターでは車いすには高いからと、広々とした机の席を用意していました。家族が、その心づかいにお礼を言うと、店主が「うちはまだ設備が整っていないけど、今はせめて心のバリアフリーで。」と笑顔で答えました。
「心のバリアフリー」と言葉で言うのは簡単ですが、果たして自分はそのような行動ができているかと考えさせられました。
普段、何気なく見たり、聞いたりしているようなところにも、学びの種はたくさんあり、それらを受け取っていく心をつくっておくことが大切だと改めて気付かせていただきました。
Comments