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1ヶ月の気付き

上薗 一樹 青年副本部長

令和5年1月度

青年本部会学習より



「忘れてはいけないこと」


 今年も1月17日を迎えました。私たち兵庫県民にとって震災と言えば、東日本ではなく、阪神淡路大震災です。そして、それは、27年経った今でも忘れられない、忘れてはいけない日です。

 当時、中学3年生で神戸に住んでいた私は、鮮明に覚えています。それまで経験したことのない揺れ、全てが崩れた町の様子、真っ暗な避難所での不安、友だちと出会った喜び。今でも、1月16日の夜は寝る時に不安になるし、17日の朝を迎えたら安心します。

 兵庫県では、多くの学校で1月17日に避難訓練をします。今の子どもたちは、もちろん震災を知りません。小学校教諭である私は、毎年、子ども達にあの日の事を、しっかりと語ります。普段どんなに騒がしい子でも、やる気のない子でも、みんな真剣に聞き入ります。そして、子ども達には考えてもらいます。実際に災害が起こった時にどうすれば良いのか、もしもの時に周りの人の為にできることはないか。また、この事実を忘れずに語り継いでいってほしいとお願いをします。

 これからも、未来を守るためにも、あの日のことを忘れずに、伝え続けていきたいと思います。

 今年も、生かされている感謝を改めて感じる1日となりました。その思いを忘れずに、日々精進して参ります。

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