青年部教務員 北島 鯉久人
私の家は2017年10月より支部をお預かりするようになった新米支部です。家といっても母方の祖母の家(八木家)が支部となり、支部長のお役目は母がお使いいただいています。本来は祖母が支部長のお役目をするはずでしたが高齢により、母が支部長となりました。父は支部長である母を、支部の事務方でサポートしています。家族は私の解脱会のみ教えに触れるルーツといえます。
50年ほど前の話になりますが、祖母が親支部である、大分東支部の杉﨑名誉支部長に家の水道工事をお願いした際に、喘息の症状がある事を相談したことがきっかけで、解脱会に入会しました。その後、祖母は家族みんな(祖父、私の母と叔父)を導き八木家は家族でみ教えを学ぶ様になりました。祖父はみ教えを学ぶ様になってからは、祖母と共にみ教えを色々な人へお伝えしていった様です。
しかし、祖父が51歳の若さで突然亡くなってしまうと同時に、叔父が精神的な病になってしまい、祖母は生活に苦労しながらも解脱のみ教えを更に真剣に学ぶ様になりました。
祖母の解脱のみ教えに対する真剣さは、父と母が結婚する際にも表れています。父は祖母から「解脱しなければ娘を嫁にやらない」と言われたそうです。父は母と結婚することがきっかけで解脱会にご縁をいただいた解脱一世ですが、(よっぽど父は母のことが好きだったのか)「解脱をする」と返事し結婚したそうです。それから父は、母と共に青年部のお役目に邁進し、ブロック議長、青年本部員のお役目を歴任しました。
父が青年部のお役目をしている時期は私は中高生で、部活に夢中であまり青年部行事には参加してきませんでしたが、家族は良い意味で自由にさせてくれつつ、朝夕の勤行など押さえるべきところは押さえてくれていました。あまりみ教えについて真剣ではなかった私でしたが、部活を引退した頃の高校3年の時に参加した青年研修で(なぜ参加しようと思ったのか今でも理由ははっきり分かりませんが)いつも祖母と両親が断片的に伝えてくれていたみ教えの大切さに気づき、法友との繋がりの楽しさにも触れて、み教えに向き合う様になりました。
父が青年部のお役目をしていたお蔭もあり、青年部活動にも入りやすかったです。祖父母、両親が解脱会で築いた親交関係に助けられることもあり、進学で福岡県に一人暮らしすることになった際も、近くにあった福岡宇美支部に大変お世話になりました。親元を離れ、そこで得た学びはまた違った意味で大きかったです。
私自身、大きな体験等はなく、未熟者ですが祖父母、両親が伝えてくれたみ教えに対して感謝の気持ちを忘れずに、これからは恩に報いる事をしていきたいと考えています。その第一歩として青年部のお役目に邁進し、努力精進していきたいと思います。これからの活動で示していけたら、家族皆が喜んでくれると信じています。
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