今年で54回目になる千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典(8.14式典)」に参加させていただきました。
蒸し暑い中でしたが、多くの青年が参加し、平和への祈りを捧げる姿や東京ブロック青年部員を始めとした多くの方々が活き活きと奉仕をされている姿が印象的でした。また、奉献された多くの折鶴を拝見して、全国の会員さんからの平和への祈りが深く心に刻まれました。青年副本部長としてのお役目で、特別な供養塔でのご供養を通し、真心からの祈りを捧げさせていただきました。そして式典参加者全員で最後に『ふるさと』の歌を合唱した時には、平和であることのありがたさが胸に込み上げて参りました。今ある平和が当たり前ではないことを実感します。この平和な日本で戦争があり、国を想い命を懸けた方々や家族を想い命を落とした方々が多くいたのだと改めて感じ、命について深く考える機会となりました。
しかし、現在の日本の自殺者はピーク時の3万人超から減少したとはいえ、毎年2万人以上の人が自分で命を絶っているのが現実です。辛いということを周りの人に伝えられたら人生が変わったかもしれないのに、一人で抱えて死んでしまうのは戦争と同じ位怖いことだと感じます。
《自ら命を絶つ人が多いけど、その命は一人のものじゃない》
これまで大変な時代でも、明るく平和な未来を想像しながら懸命な努力を続け命を繋いでくださったご先祖様のお蔭で今の私達があることへ感謝すると共に、命があることの勿体なさをしっかり伝えられるように、自分を高め努力していくことを強くお誓いします。
お役目にお使いいただき、ありがとうございました。
青年副本部長 増永憲治、大畑祐史、井上郡康
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