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「ゆるぎない心で夢と希望を抱き新たな年を迎えよう」

青年本部長 岡野 孝行

 朝、布団から出るのを思わず躊躇してしまうような、本格的な冬の寒さが身に染みる季節を迎えました。今月22日は1年の内で最も昼間の時間が短い日である冬至を迎えます。昼の長さはこの日を境に少しずつ長くなり、大自然の運行は徐々に春へと向かうようですが、寒さはより一層厳しさを増していきます。空気の乾燥、朝晩の冷え込み等、風邪をひきやすい季節となりますので、体調を崩さぬよう、お互い様体調管理に配慮して、令和3年締めくくりの月を過ごさせていただきましょう。


 さて、先日の11月28日、御霊地にて第141回の解脱金剛御生誕祭が開催されました。落ち着きつつある日本国内の新型コロナウイルスの感染状況も後押ししてか、約1200用意された椅子席が埋まり、立ちながら参加される会員さんも大勢いる中、さわやかな秋晴れの空の下行われた今回の式典では、約90名の青年部奉仕の皆様が、元気に溌剌とした姿で奉仕にお使いいただきました。


 スープ・あま酒・うどん等の飲食の接待は自粛となり、従来の内容からは大幅に少ない奉仕活動となりましたが、東京ブロック・北関東ブロックの埼玉教区の青年部員の皆さんが、手が空いた際は出来ることを探しながら一生懸命奉仕されている姿に、心が弾むような感覚を覚えました。また、コロナ禍により長らく出場機会を失っていた、東京ブロックの鼓笛隊からは、金剛さまのお誕生日を記念して、HappygBirthdayの収録音声が寄せられ、式典前のお山内にその元気な演奏が響き渡りました(ライブ配信では動画演奏が流れました)。そして、青年本部役員を中心に、各教区の青年部員の力を借りながら行ったまごころ募金では、ご来場の皆様のたくさんのまごころを頂き、約15万円が集まりました。この皆様のまごころはJapanHeart様を通じて、たくさんの人々の命やこころを救う活動につながっていきます。

 奉仕活動に当たられた、青年本部役員、東京ブロック・埼玉教区の青年部員の皆様、誠にありがとうございました。


 令和3年度の六大行事最後の行事となったこの御生誕祭では、青年部員の皆様の持つエネルギーを改めて感じる機会となりました。コロナ禍のこの2年間‘できなかったこと’‘やることが許されなかったこと’が多かった苦しい時期を過ごした私たちは、今回久々にたくさんの青年部員が集まっての奉仕活動を通じて‘できる’ことの喜びを味わうことができたのではないかと思います。


 世界を見渡せば、まだまだ、新型コロナウイルスの猛威は過ぎ去っていないことは、否定することはできません。だからこそ、コロナ禍の2年で学んだこと、感じたこと、反省したことを、しっかりとこの1年の締めくくりの月に心に刻み、例え、感染拡大の局面が再びおとずれることになっても、与えられた環境で活動に突き進む、ゆるぎない心を養い新たな年に向かっていくことが重要だと考えます。

 令和4年は、お互いに‘やりたいこと’‘実現したいこと’つまりは夢と希望を抱き、その実現に突き進む希望の年とできるよう、邁進してまいりましょう。

それでは皆さん、よいお年を!

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