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「小さなチャレンジの日々」〜自身の糧となる〜

青年副本部長 増永 憲治

 「ものづくりって楽しいね〜!」の一言。私よりひとまわり年上の取引先の社長が満面の笑顔で、私に向けた言葉でした。私はこの一言に、いろいろな思いが巡り胸が熱くなりました。

 それは、この新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、自粛生活が始まり、私達の眼鏡製造の仕事は業界全体に受注が減り、ギリギリの中でなんとか頑張っている現在です。今まで当たり前と思いがちな事が決して当たり前では無い事が、仕事を通してもいろんなところで気づかせていただいています。それは「反省」に繋がったり「感謝」に繋がります。それを一つひとつ意識し感じることで、「今すべき事」、「今だからできる事」ってなんだろうと考えます。

 例えば、私は今まで仕事や生活、学びや自分の活動、遊び等でいろんなことにチャレンジし、具体的な目的を持ってアクションを起こし続けています。それはちょっとした事かも知れませんが、間違いなくその小さなチャレンジが私の様々な自信に繋がっています。

 その中の一つを紹介させていただきます。それは私の仕事である眼鏡にちなんだ事で、今コロナ禍の中で眼鏡ユーザーの皆さんが快適に眼鏡ライフを過ごしていただけるように、今必要なもの、今喜ばれるものは何だろうとか、こんなのあると良いなぁとの思いから始まった独自に考案したアイディア商品の開発です。今はまだ発表前で、特許申請中にて詳しくはお伝えできませんが、その中でいろんな先輩方にアドバイスやアイディアをいただきながらの作成となりました。実際にこの商品が好評となるのか不評となるのかはまだ分かりませんが…、大事なのは、結果までのプロセスが自身の糧に繋がっている事を改めて感じました。そのプロセスの中で冒頭の「ものづくりって楽しいね〜!」と、一つひとつ難題をクリアしていく中での社長の満面の笑顔の一言は、私にとっては手伝ってもらえているだけでもありがたく感じているにも増して、社長自身もワクワクしながら喜びを持って過ごしてくれている事に、嬉しくお蔭様を感じています。他にも沢山の気づきや新たな発見等があります。コロナ禍という環境だから、仕方ないと思うのか、それとも私にも何か出来ることがあると思い一歩踏み出しチャレンジするのか、一歩踏み出すその中でいろんな方が協力してくれたり背中を押してくれたり、支えてくれたりします。そのいろんなプロセスを大事にし経験をしていく事で、次のステップに必ず繋がります。私たちの青年部の学びも活動もそうだと確信しています。

 ぜひ、お互い様に今だからできる事を意識して過ごして参りましょう。

 ありがとうございました。


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