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新宗連8.14式典 奉仕者の感想

日 時:令和5年8月14日

場 所:国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑

主 催:新宗連青年会連盟




 8月14日(月)国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて、新宗連青年会主催の第58回戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典(通称8.14式典)が開催されました。

 コロナ禍によりリモート中継を中心とした縮小開催の続いた本行事は、本年現地参列者の数を増やし、式典の様式も従来の形に近づけた開催を予定しておりましたが、台風7号の影響により、急遽参列者を新宗連青年会役員に限定した縮小開催となりました。

 一時は荒天も心配されましたが、当日は天候に恵まれ、多くの奉仕者のご尽力のお蔭様で、無事開催されました。

 当日、現地で奉仕にお使いいただいた、高木大輔青年本部員、宇佐見和孝青年本部員、宮﨑太朗東京ブロック議長、田端剛北関東ブロック議長の4名と、新宗連加盟教団の青年を代表して平和へのメッセージのお役目にお使いいただいた九州ブロック議長の北島鯉久人さんの感想を掲載いたします。


 

高木 大輔 青年本部員


 約4年ぶりに奉仕のお役目にお使いいただきました。この行事は解脱会員だけでなく、新宗連加盟教団の青年部役員が奉仕に集います。私にとって8.14式典は、日本を御守りいただいた英霊に対して祈りを捧げる尊い場であり、かつ祈りの形式は違えど、同じ想いをもった仲間と共に奉仕で汗を流し、自身の成長をお誓いすることになる場でもあります。常に新しい学びがあります。

 今年一番印象的だったのは、他教団の方から「来年こそは天茶を出して下さいね」と言っていただけたことです(コロナ前は会場にて冷たい天茶の接待奉仕をしておりました)。なんと有難いことでしょうか。他教団の皆様も天茶を喜んでいただいていたことをその時に知り、感無量でした。今年も新たな勉強。私は相手を尊重する姿を改めて見させていただきました。

 そのような温かい奉仕メンバーと共に、今年も無事に8.14式典を終えることが出来ましたこと、お運びいただけましたことに厚く御礼申し上げます。

 

宇佐見 和孝 青年本部員


 8.14式典奉仕にお使いいただきましてありがとうございました。

 私はほぼ毎回欠かさずこの行事に参加させていただいており、今回で20回目の参加となります。何度参加させていただいても、この千鳥ヶ淵墓苑に眠る英霊への祈りを通じ、世界平和実現に向け捧げさせていただいた祈りが、広く世界へ届いて欲しいと強く思います。ロシア、ウクライナだけでなく、それ以外でも様々な紛争が起こっており、それは誰かが誰かを傷つけていることであり、とても残念でありそれが減ることを祈るばかりです。

 また今年の5月に本部会学習として靖国神社参拝と遊就館拝観をさせていただき、戦死された多くの方々の写真を目にし、またその遺書からは戦地へ旅立つそれぞれの方の決意と家族と離れることが寂しいが、お国のためという気持ちが混ざっており、なんとも言えない気持ちとなりました。この方々がいらっしゃらなかったら私たちはどうなっていたのであろうかという想いにかられ、そのことを深く記憶に刻み、今回の8.14式典に出させていただきました。

 英霊の方々にはただただ感謝とその恩を返すために、私ができるのは冒頭に述べた平和の祈りを続けること、自分の周りもいかに平和であるように過ごせるのかと心掛けること、最後にこの戦争を後世に語り継ぐことかと考えます。家族をはじめ縁ある方に平和を継続していくことの大切さを伝えて参りたいと思います。

 

宮﨑 太朗 東京ブロック議長


 8月14日当日は台風の影響も懸念されましたが、幸いにも天気に恵まれ、他教団の方々と協力して、厳粛な中にも楽しみながら設営奉仕ができ、解脱会の20万羽を超える折り鶴も無事に奉納できました。式典も無事に行われ、自分自身も、戦争や平和について改めて考える機会になりました。

 来年からは以前のように多くの参拝の方が訪れる行事になると思いますので、今回の経験を生かし、また来年以降もお使いいただきたいと思っております。

 お使いいただきありがとうございました。

 

田端 剛 北関東ブロック議長


 今年も8.14式典の実行委員としてお使いいただくことができました。

 私は、数年前よりこのお役目をいただくようになりましたが、年に1回の行事にもかかわらず、他教団の方々も覚えていてくださり、共にお使いいただくことができました。

 今回は、台風の影響で事前に想定していた内容とは大幅に変更せざるを得ない状況になりました。私は、折鶴の飾り付けをさせていただきましたが、解脱会の会員さんにご奉納いただいた折鶴の多さに感動し、短冊に込められた言葉から勇気をもらい、御霊魂さまと共に平和な社会を願い、世界平和を実現させたいと誓い、御霊魂さまへの慰霊の祈りをしっかり捧げることができたと思います。

 お使いいただきありがとうございました。

 

北島 鯉久人 九州ブロック議長


 今回、このお役目のお話をいただき、式典当日までに戦争について知る機会をたくさんいただきました。祖母に戦争の話を聴いた他に、特攻隊で亡くなった親戚の柳清さんのお墓を初めてお参りすることができました。清さんは和歌山出身で知覧から出撃し、沖縄の洋上で22歳で戦死されました。出撃時は和歌山上空を旋回して出撃されたと聞いています。22歳の若さで死を覚悟しつつ故郷を思う気持ちを想像すると、胸が張り裂けそうな思いです。

 清さん含め、戦争で亡くなった方々の国、家族を護るための思いを考えると、今の自分はどうなのかと問いたくなりました。先人達の犠牲により今日の平和があると思うと感謝でしかありません。その思いを平和へのメッセージに盛り込み、平和への誓いをさせていただきました。

 家庭の平和から国、世界の平和へと繋げていくことを改めて誓い、「平和へのメッセージ」の感想とさせていただきます。お使いいただきありがとうございました。

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