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青年の主張

平成30年11月度 中部ブロック青年講座にて


名古屋第1教区 名古屋西味鋺支部

鈴木 健太

 みなさん、おはようございます。名古屋西味鋺支部の鈴木健太です。

 青年の主張をさせていただくのは2回目。前回は大学1年生のときでしたが、2年前に就職し、今は高校の教員としてお使いいただいています。

 今回この場でお話しするにあたって、6年前と自分自身なにが変わったのかなと、ふりかえってみました。大学を卒業して社会人になった、という環境の変化もありましたが、解脱の学びにかかわることでいえば、青年部のお役目をいただいた、ということも自分のなかではとても大きな変化だったと思っています。そこで今日は、「青年部のお役目をいただいてよかったこと」についてお話しさせていただきます。

 私は小学校に上がるときに愛知県に来て、西味鋺支部にご縁をいただきました。それ以来、親に連れられて少しずつ支部に足を運ぶ数が増えていきました。そのうちに青年会や青年講座にもお誘いいただき、参加するようになりました。青年会でおやつを食べたりゲームをしたりするのは、中学生の自分にとって毎月の楽しみでした。

 ところが、そうして時間が経ち、年齢が上がるにつれて、支部や道場に足を運ぶことが自分のなかで「ごく当たり前」のことになってくると、青年会に行きはじめたばかりのころの「楽しさ」をあまり感じなくなっていました。

 そんなとき、支部の青年部副班長のお役目をいただきました。正直に言えば、はじめは「できることならやりたくないな」という気持ちもありましたが、お使いいただくからには責任をもってさせていただかないといけないと思い、微力ながら自分なりに取り組んできました。お役目をいただいたことで、青年講座や出仕先のほかの支部の青年会、役員会などで、同世代の部員さんとかかわる機会が増えました。たくさんの同世代の部員さんや先輩方といろいろな場面でお話ができるのは、自分にとって本当に楽しいことでした。おかげで、青年講座や行事へ参加するのがそれまでよりも待ち遠しくなりました。

 そして、ほかの支部とのかかわりが増えるにつれて、「自分の支部」としての西味鋺支部のありがたさもより強く感じるようになりました。支部長さんと名誉支部長さんには、常に自分を見守っていただきました。就職のときも、青年部のお役目をいただいたときも、自分自身は不安ばかりでしたが、「健太くんなら大丈夫」と声をかけてくださり、そのおかげで安心して、精いっぱいお使いいただくことができました。また、一人っ子で、祖父母も県外に住んでいてすぐには会えない自分にとって、支部の会員さんや青年部の仲間はほんとうにあたたかい「家族・兄弟」のような存在です。いろいろな世代のみなさんといろいろなお話をさせていただけるのは、解脱を学んでいなければ絶対になかったはずの、かけがえのない経験だと思います。

 こうして、たくさんの人とのご縁をいただいて、楽しく過ごしてきたなかで、自分自身の集大成になったのが、前回そして今回の三聖地巡拝錬成でした。前回の三聖地では献納のお役目をいただき、祖母がお祀りされている金剛宝塔の前で、従兄とともにお使いいただくという貴重な経験ができました。今回は司会補佐のお役目をいただき、諸先生方や各聖地の方のお話を間近で聴くことができてとても光栄でした。また、宿舎での懇親会の企画にも携わり、事前準備から当日まで楽しくさせていただけました。巡拝が終わったあとは、お使いいただいた感謝と充実感とで、しばらく興奮が収まりませんでした。

 いまお話ししたのはまだまだほんの一部ですが、お役目をいただいて活動の幅が広がってから、支部で、教区で、ブロックで、たくさんの人とかかわり、楽しい思い出をいっぱいつくってくることができました。あとは、これまで自分が感じてきた楽しさや喜びを、役員以外の部員のみなさんにも少しでも感じてもらえるように努力することが、自分の課題であり、お世話になっているみなさんへの恩返しになるのかな、と思っています。

 これからも、みなさんといっしょに、解脱の学びを、青年部の活動を楽しんでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました。

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